胃もたれ沢 吐瀉夫の日常

ソシャゲプロデューサーが好きなものや、日々のあれこれを書いたり、気になったサービス・製品のレビューをしたりしてます。

社畜が働き方改革で思った事

 

どうも吐瀉夫です。

昨今、よく話題に上がる「働き方改革」で皆さんはどのような変化がありましたか?

www.mhlw.go.jp

色々と言われてはいるけど、実際それが労働環境にどのように波及してるかは会社それぞれだと思います。

比較的、僕の会社は色々変化があった方だと思います。
今回はその変化によって感じたことを記してみます。まとまりのない乱文なのでご容赦を…。

僕の会社で「働き方改革」が起きたキッカケ

「電通ショック」とも呼ばれるあの事件を境に、僕が勤める会社でも、会社全体を上げての「働き方改革」が行われました。

新人女性社員の過労自殺とブラック企業大賞「大賞」の受賞 2015年(平成27年)12月25日、電通の新入社員の当時24歳の女性が電通の社員寮から飛び降りて自殺(過労自殺)した。この社員は2015年4月の入社後、デジタル・アカウント部に配属され、インターネット広告を担当していたが、本採用後の10月以降に仕事量が急増。遺族側弁護士の推計によると、1ヶ月の時間外労働は約130時間に達し、過労死ラインといわれる80時間を大幅に越えていた。電通は労使協定で決められた残業時間を越えないよう、勤務時間を過少申告するよう指示していたとみられる[48]。女性社員個人のツイッターには過労だけでなく、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントの被害を伺わせる書き込みがされていた。

Wikipediaより引用

企業イメージもあってか、国策に沿うように残業時間の規制が以前より厳しくなりました。

これまで月間残業時間が約90時間を超えると指導が入っていたのが約70時間に。

抑えつけるだけの「働き方改革」の問題

残業時間に規制をつけるだけでは、それは労働時間をただ制限するだけの「労働時間改革」です。

実際の業務量、達成すべき成果目標に変化はなく、人員も増えることはありません。

ただ、上司が労働時間に限界を設け、仕事を持ち帰り平日深夜や土日に仕事をするだけで、業務量は変わっていないのです。

制限された労働による弊害

確かに僕だって、好き好んで長時間労働をするわけじゃありません。
しかし、僕もスーパーサラリーマンでもなく、とびぬけて優秀な人材かと言われたらそうとは言えない悲しい存在です。

そんな能力の高くない人間が、より高い評価を得る、より高い成果を出すためには、なかなかに努力をする必要があります。

その手っ取り早い手段こそが労働時間を増やす事(残業)です。

効率のいいやり方もあるとは思いますし、自分自身情けないのも分かっています。
裁量労働制で、残業しても給与が変わらない僕が残業するのは成果を上げるためです。

労働時間が必ずしも成果に反映されるものではありませんが、労働時間はアウトプットに影響をするのは間違いないと思います。

もちろん、労働時間に比例するものではありません。
ただし、トライ&エラーを繰り返す機会が多いほどに、成果は上がるものでしょう。

労働時間を制限されるという事は様々な物事への試行回数に制限がつくとも言えます。
ゲーム運営で言うならば、各種数値の抽出や分析、仮説を立てるのに必要な情報は種類があるほどに正確になりますが、制限がかかればその情報は限られたものしか用意が出来なくなり、仮説のパターンも減り、施策の精度は落ちるでしょう。

その結果、成果は上がりづらくなるし、自分の評価も上がらなくなる。
我ながら無能で悲しい事を言っているのは自覚しております(涙)

モチベーションを奪っている可能性も?

僕は今の会社に入った当初、業務委託のフリーランスプランナーでした。

月の単価は固定で、評価されれば契約の更新時に単価が上がるようなものでした。

そんな働き方改革なんて耳にすることが無かった頃、立ち上がったばかりの会社でひたすら働きまくったのを覚えています。

朝10時に出社して、そのまま朝の10時まで残業。
そしてそのまま翌日の業務を開始する。なんて事もありました。

その後、業務委託として参画して半年後にプロデューサー&社員化と出世。
特別優秀ではない僕が評価されたのはそういう働き方が出来る点もあったと思います。

同じような働き方を部下に求めたりはしていませんが、
組織への貢献の仕方・評価のされ方は、能力だけではなく献身性もあるのかなと僕は思っています。

正直、あの頃のようにがむしゃらに働いてた頃は楽しいものでした。
深夜残業はハイテンションになり、眠気と吐き気と戦いながらレッドブルをがぶ飲みして業務をこなすのは若いころにしか出来ない働き方ですが、その中で語り合う仕事論や企画の話は熱のこもったもので、次の仕事への熱意を燃やすガソリンだったと思います。

それが今では、努力がしづらく、チャレンジの出来ない環境では少なくとも僕の様な人間はモチベーションも下がってしまいます。

変化に適応出来ない人間と言われればそれまでですが、大変なあの頃が懐かしい懐古厨というか、老害というか…。

恐らく部下からしたら、そんな風に映っているのだろうなと思います(笑)

部下の成長機会や評価機会を奪っている?

3年前にそんな働き方をして、社員化された僕と
現在の派遣・業務委託で仕事している部下を同じように評価することはありませんが、相対的に判断はせずとも、やはりアウトプットに差は生まれます。

全く同じレベルのプランナーでも
月間300時間働いているプランナーと
月間230時間働いているプランナーでは
成長速度や成果物に変化が生まれてきます。

正しいものの見方かどうか分かりませんが、時折…上長から、僕の部下を低く評価された際にそういう背景もあるじゃないか…と感じてしまうことがあります。

また、先述した内容にもありますが
労働時間の制限が行われても、実際の業務量、達成すべき成果目標に変化はなく、人員も増えることはありません。

働き方改革で正社員以外のメンバーはほとんど定時退社するようになりました。

その結果、定常業務以外を部下に割り振ることが難しくなり、正社員である自分が差し込みの案件を対応したり、新しい案件を対応することになります。

労働時間が短い事で成長速度が遅くなれば、現行の定常業務の処理速度の向上が上がるのが遅くなり、新しい業務へのチャレンジする機会が遠のきます。

業務効率化を思案してもらうのも、成長速度が遅いので上長が対応して、ただ作業だけを任せてしまう結果になり、成長機会も評価機会も奪ってしまうことになります。

本人が望む働き方はそれぞれで構いませんが、会社の評価の仕方は本人に沿ったものではないことが多い事でしょう。

それを考えると、会社によっては「働き方改革」は首を絞めかねないなと…。
会社の評価体制そのものを、「働き方改革」に合わせるべきだとも思いますし、それが正しいと僕も感じます。

ただし、僕も結局は雇われのサラリーマンです。
出来る事には限りがあり、この「働き方改革」でモチベーションを削り取られてしまった抜け殻とかしてしまった僕には部下たちのためにそこまでの努力は出来ない事でしょう。

最後に

働き方改革により、この様に僕は感じることが多くなり、何とも言えないモヤモヤをかかえている…というのが正直な感想です。

今後の自分の働き方、キャリアの積み方を考えているところですが、またがむしゃらに働けるスタートアップ企業や、小さな会社が自分には合いそうだなと感じています。

ああ、今日も明日も仕事が憂鬱だ…。