胃もたれ沢 吐瀉夫の日常

ゲーム業界で働く社畜の僕が好きなものや、日々のあれこれを書いたり、気になったサービス・製品のレビューをしたりしてます。

【田坂広志著】「仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして」を読んでみての感想【評価レビュー】

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仕事の報酬とは何か

仕事の報酬とは何か

オッス!オラ吐瀉夫!

最近、会社で勧められた本をいくつか読んでいるのですが、このたび田坂広志 著「仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして」を読んでみたので、感想レビューをお届けしようと思います。

仕事をする上で何を報酬とするのかを書いてある本作。

読んだあと、どんな気持ちになるのか。是非見てみてください。

「仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして」とは

あなたは、何のために働くのですか?
こんな問い掛けに、あなたならどのように答えるだろうか。
生活をしていくお金を稼ぐため。しかるべき地位に就きたいから。こんな答えが返ってきそうだ。
しかし著者はいう。
「何のために働くのか」という、この問い掛けと、その答えにこそ、今後の長い人生を左右するような、大きな意味が込められていると。
給料や収入、役職や地位は、たしかに働いた結果得られる「報酬」に違いない。
ところがこれらは、使ってしまえば無くなる報酬であり、その仕事を離れれば失ってしまう報酬である。
しかし著者は、目には見えないが、一生失うことのない「最高の報酬」がある、と説く。
それは、仕事という作品の創造を通して得られる、技術の熟練、人との出会いと学び、完成の喜び、その結果としての「人間的成長」であるというのだ。
『なぜ、働くのか』に続く、好評の書籍講話第二弾は、人生を深く静かに見据えた新人生論である。

Amazonより引用 

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読んでの感想

この本を読んで思ったのは、まず資本主義をバカにするんじゃねぇと思いました。

この内容は性善説に基づいたもので、これを真に受けて働いていたら、大変だろうなと感じた。もちろん良い部分もあるけれど、納得は出来なかった。

例えば”「結果として与えられる報酬」として「収入」と「地位」がある”と記されており、その上でこの報酬は自ら望む報酬ではない旨が記されている。

現代社会において、確かに査定や役職は、期待より実績という結果で与えられるものだが、自分から動かない限り給与が上がらなかった実態を何度も見てきた。

例えば、業務委託で働いてくれているスタッフの給与を上げる約束で、委託元への支払いを増やしても、委託元から本人への給与振込には反映されず、本人が申告して発覚したり。

「収入」を自ら望むべきではないだなんて、正しい会社、組織、正しい評価のもとで働いていることが前提だろう。

言いなりになって働いているだけでは、何も与えてもらうことはない。この本にもあるような愚直な努力は必須条件。その上での立ち回りが求められるものだと思う。

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綺麗事は多いものの、強く共感できたのは「人間としての成長」について。

マネジメントも含め、仕事をする中で仲間との信頼関係は、人間力を高めないことには、上手く物事は進められないと思う。

死ぬまで続く、人間の心の成長を報酬として捉えるのは素晴らしい発想だなと感じた。人と向き合うことを「心の格闘」と表現する部分も良いと感じた。

ただ、仕事の評価本質とかけ離れていることから、なかなか個人で価値を感じるのは難しいものではないか。

この本を読んで、その価値観に全て共感出来た人は、さぞかし企業にとってもマネージャーにとっても扱いやすい、誠実で謙虚な理想的とも言える人材だろうと思う。

しかし、それには人間味があるようには感じない。少なくともそのような人ばかりで構成された組織は、薄ら寒いほどの怖さを感じるんじゃなかろうか。

この本以上の綺麗事かも知れないが、僕は共に働く仲間と、そのエゴとも、しっかりと向き合い、相手を好きになりたい。その上で共感しあえるような、仕事をやりきる志を持った組織を作り上げたいと思うし、そんな組織で仕事がしたい。

困難だと思うが、その方が人間味があるし、ワクワクして、カラフルな組織、会社になると思う。 

仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして (PHP文庫)

仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして (PHP文庫)

 

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