ASUS Chromebook CM30 (8GBモデル) 半年使用レビュー!ライバル機と比較して見えた強みと許容すべき弱点

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ASUS Chromebook CM30 (8GBモデル) 半年使用レビュー! ライバル機と比較して見えた強みと 許容すべき弱点

ASUS Chromebook CM30 (8GBモデル) 半年使用レビュー! ライバル機と比較して見えた強みと 許容すべき弱点

どうも!オラ吐瀉夫!

いやー、時の流れは早いもんで。
以前このブログで「新しいガジェット買ったぜヒャッハー!」とか浮かれてレビューした、あのかわいいChromebook… 「ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)」

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購入から、なんと“半年”が経過しました。

いやマジで? 半年?(笑)
もうね、ガジェットってのは結婚と一緒ですよ。買った直後のラブラブ期間(ファーストインプレッション)なんてアテにならない。本当に価値があるかどうかは、生活を共にし、イヤな部分も全部見た上で「それでもコイツがいい」と思えるかどうか。

 

 

で、僕が選んだメモリ8GB / ストレージ128GBの「マシマシ」モデル。
がっつり半年使い込んだ今、こいつが「最高の相棒」なのか、それとも「粗大ごみ予備軍」なのか…。

結論から言うと、「人を選ぶけど、俺の生活には不可欠な『クセの強い相棒』になった」です。

「買って後悔しない」ために、半年連れ添ったからこそ見えてきた「ココが最高!」と「ココがマジでダメ!」を、包み隠さずぶちまけます。ライバル機との比較もガッツリやりますよ!

 

ASUS Chromebook CM30 (CM3001DM2A) ってどんな端末? 半年経ってもスペックは色褪せないか?

「吐瀉夫が使ってるCM30って何?」という方のために、まずは僕が買ったモデル(CM3001DM2A)の基本スペックをサクッとおさらいしておきましょう。

このスペック、半年経った今見ても「絶妙」なんですよね。

  • 型番: CM3001DM2A (Wi-Fiモデル)
  • OS: ChromeOS
  • CPU: MediaTek Kompanio 520 (8コア)
  • メモリ: 8GB (LPDDR4X) ←半年使って確信。これが生命線。
  • ストレージ: 128GB (eMMC) ←地味に重要
  • ディスプレイ: 10.5インチ、タッチ機能搭載、1,920×1,200 (WUXGA)、光沢(グレア)
  • アスペクト比: 16:10 ←偉い
  • ペン: USI 2.0 スタイラスペン(本体収納・充電式)付属
  • カメラ: 503万画素 (イン・アウト共に)
  • ポート: USB 3.2 (Type-C/Gen1) ×1、イヤホンジャック ×1
  • 通信: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.3
  • 重量 (実測値):
    • タブレット本体: 約609g
    • キーボード+スタンドカバー装着時: 約988g
  • その他: 米国軍用規格 (MIL-STD 810H) 準拠のタフガイ

(参考:ASUS Store Japan 公式サイト

CPUの「MediaTek Kompanio 520」は、エコノミーなやつです。
(参考:MediaTek、電力効率を改善したChromebook向けオクタコアSoC - PC Watch

そして重量。全部入りで約985gでした。

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)の重量

軽い!助かる!

でも、僕が半年間コイツを使い続けられた理由は、間違いなく「メモリ8GB」と、後述する「ペンの仕様」のおかげ。
この「非力めなCPU」と「多めのメモリ」という構成こそが、この端末のキモなんです。

 

僕がCM30 (8GBモデル) を買った理由と、半年前の自分

そもそも僕がなぜコイツを選んだのか。半年前の自分を振り返ってみましょう。

最大の理由は「ベッドの上や外出先で、寝っ転がりながら "フルブラウザ" が使える、そこそこデカい画面の読書端末」が欲しかったから。

僕は当時、電子書籍をAndroidタブレットで読んでたんですが、安い泥タブは動作がモッサリすぎるし、ブラウザの拡張機能も使えない。
「PC版のChromeがそのまま動くタブレットがあれば最強なのに…」

そのニーズに、CM30はブッ刺さりました。
デタッチャブルでタブレットになり、10.5インチ(16:10)の画面は読書に最適。拡張機能も使える。おまけにペンまで付いてくる。

以前の記事(2ヶ月前に書いたファーストインプレッション)でも書きましたが、まさに「理想の"寝床ガジェット"兼"お出かけサブ機"」になるのでは?と期待してポチったわけです。

 

【半年使用レビュー】CM30 (8GBモデル) のココが最高! 定着したメリット3選

ここからは、半年間ガッツリ使い込んで「これは本物だった」と確信した「良いところ」を語らせてください。
一時的な感動じゃなく、僕の生活にガッチリ定着した魅力です。

 

メリット1:本体収納&自動充電のUSIペン。半年間、一度も「ストレス」を感じなかった

買う前は「オマケだろ」とナメていたUSIペン。

謝ります。ASUSさん、本当にごめんなさい。

この「本体の右側面にカシャッと収納できて、しかも自動で充電される」というギミック。
これが半年間、どれほどのストレスフリーをもたらしてくれたか。

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)のペンの収納場所

ここで充電できます

ライバル機(Duet 370とかx2 11)のペンって、本体側面にマグネットでくっつけるタイプがほとんど。あれ、絶対カバンの中でポロっと取れて行方不明になるやつじゃないですか。

でも、CM30のペンは物理的に「収納」されます。だからまず失くさない。
しかも、いざ使おうと思ったら「電池切れ」という、あのガジェットあるある。これが半年間で一度もありませんでした。 15秒の充電で45分使える急速充電対応で、使わない時は常に収納=充電されてるわけですから。当たり前なんですけど、これができる端末って本当に少ない。

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)でお絵かき

サラッと描けるので使いやすい

「あ、ちょっとメモ取りたい」と思った瞬間に、本体からペンを引っこ抜けば、100%使える。この安心感。
仕事でもたまに使っているんですが、PDFへの赤入れや、とっさのメモ書き用途なら、半年経ってもこいつの右に出るペン体験は(この価格帯では)無いと断言できます。

※ちなみにASUS Chromebook Plus CM34も購入していて、こちらもペンについては同様の仕様ですが値段が違いますね。

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メリット2:Androidタブレットは完全に引退。読書・動画視聴機として完璧

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)で読書

PCとほぼ同様の操作ができるのは助かる

僕の購入動機だった「読書端末」としての性能。これはハッキリ言って「期待以上」でした。

半年使った結果、あれほど愛用していたAndroidタブレット(Fire HD 10とか)は、完全に引退。ホコリかぶってます(笑)
Kindleアプリも、hontoも、ChromeOS上で何の問題もなくサクサク動く。10.5インチのWUXGA(1,920×1,200)解像度は、今でも読書に最適解です。

動画視聴も完璧。YouTube、Prime Video、Netflix…。寝る前にベッドで動画見るときも、もうコイツ一択。
もうね、「フルブラウザも使いたいし、Androidアプリで読書も動画も見たい」っていうワガママなニーズがあるなら、中途半端なAndroidタブレット買うより絶対にCM30(の8GBモデル)買ったほうが幸せになれます。これは半年使った僕が保証します。

なんなら上記のアプリ全部ブラウザでも見れるので、アプリも不要です(笑)

 

メリット3:機動力とフルブラウザの両立。総重量985gは「許せる」軽さ

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)を外に持ち運ぶ

ほんとどこにでも持ち歩いちゃう

さて、重量が約985gと判明したわけですが、この「1kg切り」が絶妙なライン。
メインのASUS Vivobook Pro 15 M6500XU-LP062W(約1.8kg)を持ち歩くことに比べれば、圧倒的に軽い。

「ちょっとそこのカフェまで」って時、メインPCを持ち出すのは億劫でも、コイツならカバンに雑に放り込める。この「軽作業の機動力」は、半年経っても色褪せません。

そして、この機動力と「フル機能のChromeブラウザ」が両立していること。
広告をブロックする拡張機能も使えるし、パスワード管理の拡張機能もPCと同じように連携できる。タブレット用アプリのショボいブラウザにイライラさせられることが一切ない。これがデカい。

この「PC版ブラウザが快適に使えるサブ機が1kg弱で持ち運べる」という事実だけで、半年間スタメンを張り続ける価値は十分にありました。

 

【半年使用レビュー】CM30 (8GBモデル) のココがダメ! 受け入れた「妥協点」

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)と出かける

これでもかってくらいいつも一緒

と、ここまでベタ褒めしてきましたが、もちろん完璧なガジェットなど存在しません。
むしろ、半年も一緒にいると、イヤな部分もハッキリ見えてくるわけで。
これらの「弱点」を許容できるかどうかで、あなたのCM30ライフが天国になるか地獄になるかが決まります。

デメリット1:最大の謎。起動直後1分間の「激重タイム」には、結局慣れなかった

これ。買った当初から文句言ってましたけど、半年経っても、やっぱり慣れませんでした。

Chromebookって、OSの起動自体は爆速なんですよ。電源ボタン押して、ログイン画面が出るまでほんの数秒。
問題は、ログインした後。

毎回ではないんですがね…ログインしてデスクトップが表示されてから、体感で30秒〜1分くらい、すべてが「カックカク」になる時間が今でもあるんです。
これは僕の8GBモデルでも発生してるんで、もうOSの仕様か、CPUの非力さのせいなんでしょう。

じゃあ、なんで起動直後だけそんなに重いの? その原因を探ってみた

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)は起動直後たまに重い

こういうことかー!!

僕もね、この「起動直後の激重タイム」があまりにもストレスで、半年間いろいろ調べてみたんですよ。
どうやら、あのログイン直後の数十秒間、この非力なCPU(Kompanio 520)の上で、まるで通勤ラッシュの新宿駅のように、いろんな処理が「俺が先だ!」と大渋滞を起こしてるみたいなんですね。

主な原因はこんな感じらしいです。

  1. Google様との「同期」タイム
    まず、起動するとすぐにGoogleアカウントに紐づく設定やブックマーク、履歴なんかをネット経由で読み込みに行きます。特に「拡張機能」の情報を最新にしようとするのが、地味にCPUとネットワークを使うみたいです。
  2. Chrome拡張機能の「一斉起動」
    たぶん、これが一番デカい原因。僕らインターネット民は、広告ブロッカーだのパスワード管理だの、いろんな拡張機能をモリモリ入れてるじゃないですか。ログインした瞬間、そいつらが「待ってました!」とばかりに一斉に動き出すわけで。そりゃ重くもなりますわな。ww
  3. Androidアプリの「フライング起動」
    CM30はAndroidアプリも動きます。で、中には「起動と同時に自動で動き出す」ように設定されてるアプリ(LINEとかのメッセンジャー系、SNS系)がいます。こいつらが裏でコソコソCPUを食ってる可能性も大です。
  4. Linux環境(もし有効にしてたら)
    もし、あなたが僕みたいに調子に乗って開発者向けのLinux環境(Crostini)なんてものを有効にしていたら…はい、こいつがラスボスです。Linux環境の起動プロセスは、このマシンスペックだとめちゃくちゃ重いです。
  5. OSの「お着替えタイム」
    最後に、ChromeOS自体が「あ、新しいアップデート来てるわ」つって、裏でこっそりダウンロードしたり、適用(インストール)したりしてる最中。いわばOSが「ちょっと待って!今忙しいから!」ってなってる状態ですね。

…とまぁ、こんな感じで、僕らが「さて、やるか」と思った瞬間に、裏側ではCPUの奪い合い(バトルロワイヤル)が開催されてるわけです。
そりゃあ、非力なKompanio 520くんも「ひぃぃ!待って!」ってカックカクにもなりますわな…。

「サッと開いてすぐ作業」というChromebookのメリットをOS自身がスポイルしに来てる。ww
半年付き合った結果、僕はこれを「出勤前のコーヒーを淹れる時間」あるいは「精神統一の儀式」と捉え、無心で待つことで受け入れました。この「待つ」という行為を許容できるかが、最初の関門です。

 

デメリット2:CPU性能はやっぱり非力。「コイツにさせてはいけない作業」が明確になった

ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)はCPUが非力でひ弱

CPUの大事さを知る

はい、CPUの「Kompanio 520」。半年使っても、やっぱり非力なもんは非力です。

Webサイトを見る、動画を見る、Kindleを読む、簡単なテキストを打つ。これくらいなら、起動直後の儀式を終えれば快適。
でも、半年使ったことで「コイツにさせてはいけない作業」が明確になりました。

それは、「リッチなWebサービスでの作業」「過度なマルチタスク」です。
例えば、ブラウザ版のCanvaで画像編集しようとしたり、SlackとTeamsとChatworkを全部立ち上げながら、さらにChromeのタブを10個以上開いたり…。

 

途端に「アッ…」って感じで動きがモッサリします。
でも、これも「割り切り」です。コイツは「サブ機」。そういう重い作業はメインPCやChromebook Plusの役目。コイツの役割はあくまで「軽作業」「コンテンツ消費」。 
この役割分担さえできれば、このCPU性能でも半年間、十分活躍してくれました。

 

デメリット3:拡張性とキーボード。「軽さ」と引き換えの「代償」として受け入れた

これも薄型デタッチャブル機の宿命ですね。機動性とのトレードオフです。

ポートが「USB-C ×1」と「イヤホンジャック ×1」しかない。充電してたら何も繋げない。
キーボードは「ペチペチ」で、長文タイピングはやっぱり疲れる。

半年使った結果、どうなったか。
ポートに関しては、「そういうもんだ」と割り切りました。外で何かを繋ぎたいシチュエーションが、僕の用途では半年間ほぼ無かった。

マウスはBluetooth接続してるので問題なし。

キーボードに関しても、カフェで1〜2時間ブログ書く程度なら「打てなくはない」ので、我慢して使ってます。あとはAIに文章を打たせることも増えたので、丁度いいかなと。

この薄さと軽さを実現するための「代償」として、これらの弱点は受け入れざるを得ません。

 

【ライバル比較】CM30 (8GB) は他の10インチ級Chromebookと比べてどうなの?

結構色々持ってました

さて、半年も愛用しておいてアレなんですが、ぶっちゃけ「他のヤツのほうが良かったんじゃね?」疑惑、ありますよね。

ちょっと僕はこのあたり他端末持ってないのでAIに調べさせたところ…このジャンル、CM30以外にも強力なライバルがいます。筆頭は「Lenovo IdeaPad Duet 370 Chromebook」「HP Chromebook x2 11」の二大巨頭らしいです。

こいつらとCM30を比べた時、半年使った僕がどう感じているか。ハッキリさせましょう。

性能(CPU)比較:CM30は「真ん中」の性能。決して一番下ではない

CPUの純粋な処理性能(地頭の良さ)を比べてみましょう。

  • CM30: MediaTek Kompanio 520 (スコア目安: 約 3,700)
  • Duet 370: Snapdragon 7c Gen 2 (スコア目安: 約 4,300)
  • x2 11: Snapdragon 7c Gen 1 (スコア目安: 約 3,400)

なんと、僕が「非力だ非力だ」と文句を言っていたKompanio 520、ライバルの中では「真ん中」でした。HP x2 11 (Gen 1) よりは高性能なんですね。これは意外(笑)

もちろん、Duet 370のGen 2が頭一つ抜けています。純粋なパワー(とくに起動直後のモッサリ感の解消)を求めるなら、Duet 370が有利なのは間違いなさそうです。

 

拡張性(ポート)比較:はい、CM30の完敗です。

これはもう、言い訳のしようがありません。
ポート数、CM30の完敗です。

  • CM30: USB-C × 1個
  • Duet 370: USB-C × 2個
  • x2 11: USB-C × 2個 + microSDスロット

…いや、マジかよHP。microSDまであんのかよ。
Duet 370もx2 11も、充電しながら他のUSB機器を繋げられる「2ポート」をしっかり確保しています。これは明確にライバル機の勝利です。

CM30の「充電したら終わり」という潔さ。半年使っても「不便だな」と思うことは(たまに)ありました。はい。

じゃあ、なぜCM30を選んだのか? 半年使っても揺るがない「唯一無二の強み」

どこにでも持って行けるぜ

「あれ? 吐瀉夫、ポート1個でよく我慢できたな?ww」

そう思ったアナタ。その通り。我慢しました。
なぜ我慢できたかというと、CM30には、性能やポート数の不利をすべてひっくり返すほどの「変態的」とも言える強みがあるからです。

強み1:【最重要】ペンが「本体内蔵・自動充電」であること。
Duet 370もx2 11もペンは付属(または別売)しますが、「内蔵」じゃありません。本体側面にマグネットでくっつけるタイプ。何度も言いますが、これは失くす。
CM30は物理的に「本体に収納」できます。そして「自動で充電」されます。この「使いたい時に100%使える安心感」は、半年使った僕が断言しますが、他のどの端末にも代えがたい最強のメリットです。僕は拡張性より「ペンを失くさない安心感」を取りました。

強み2:メモリ「8GB」モデルがしっかり選べること。
Duet 370は4GBモデルが主流です(8GBモデルも存在はするが、レア)。HP x2 11は8GBモデルもありますが、価格がグンと上がりがち。
僕が半年間「非力だ非力だ」と言いながらもCM30を使い続けられたのは、CPUの非力さを「メモリ8GB」でカバーできていたからです。
非力なCPUに「Zram(メモリ圧縮)」なんていう余計な仕事をさせないためにも、8GBメモリは必須。(参考:ケイのゲーム&ガジェット部屋
この「8GBモデル」が現実的な価格で手に入るのは、CM30の大きな強みです。

強み3:地味に「Wi-Fi 6」対応。
Duet 370やx2 11はWi-Fi 5です。まぁ体感できるほどの差はないかもしれませんが、新しい規格に対応してるってのは精神衛生上よろしい(笑)

 

ライバル比較まとめ

つまり、こういうことです。

  • パワーと拡張性(USB-Cが2個!)をバランス良く求めるならLenovo IdeaPad Duet 370
  • 高解D度(3:2)な画面と拡張性(microSD!)を求めるならHP Chromebook x2 11
  • CPU性能は真ん中でいい。拡張性(ポート1個)も割り切る。でも「ペンを絶対に失くしたくない(内蔵希望)」「メモリ8GBは必須」という、局所的なニーズにブッ刺さった人ASUS CM30

僕は、この「ペン内蔵」という唯一無二のギミックに惚れ込んでCM30を選び、半年経った今も「この選択は間違ってなかった」と確信しています。

 

【深掘り】メモリ8GBモデル (CM3001DM2A) は正解だったか?

間違いなかった!

比較セクションでも触れましたが、半年使った僕の答えは…

「大正解」です。というか、もし4GBモデルを買っていたら、僕は半年もコイツを使い続けることは絶対になかった。たぶん2ヶ月でメルカリ行きでした。

なぜか。
ChromeOSって、確かに軽いOSですが、ベースがChromeブラウザなのでメモリ(RAM)はガッツリ食います。

メモリが足りなくなると、OSは「Zram」っていう仕組みを使って、メモリの中身をギュッと圧縮して一時的に保管庫(スワップ領域)に押し込むんです。

この「圧縮・解凍」が、モッサリの直接的な原因になります。

ただでさえ非力なCPU(Kompanio 520)に、メモリの圧縮・解凍なんていう余計な仕事までさせたら…どうなるか分かりますよね?(笑)
僕の8GBモデルですら、起動直後にあの「激重タイム」があるわけですから。これが4GBだったら…と想像するだけでゾッとします。

CM30の8GBメモリは、「マルチタスクのため」じゃなく、「CPUの非力さを補い、最低限の快適性を担保するための生命線」です。半年使って、その確信は強まるばかりです。

 

まとめ:ASUS Chromebook CM30 Detachableはこんな人にオススメ!

間違いなし!

というわけで、半年間連れ添った「ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A)」レビュー。
そろそろまとめに入りましょう。

こいつは、「弱点を理解し、許容できる明確な目的があるなら、他の何にも代えがたい最高の相棒」です。

たまにやってくる起動直後の1分間激重タイムは「禅」の心で無心に待ち、重い作業はメインPCに任せる。拡張性(ポート1個!)や打鍵感は「機動力」とのトレードオフと割り切る。

この「割り切り」さえできれば、フルブラウザが使え、ペンが内蔵され、約985gで持ち運べる最強のタブレット兼読書端末として、あなたの生活を(たぶん)豊かにしてくれます。

このChromebookがおすすめな人

  • 「メモリ4GBは地雷」と知っている賢明な人
  • 「ペンを絶対に失くしたくない(内蔵希望)」という、僕と同じタイプの人
  • Androidタブレットの動作のモッサリ感と、ブラウザの使いにくさに絶望した人
  • Web閲覧、動画視聴、読書、簡単なテキスト入力を「外」や「寝床」で完結させたい人
  • たまにやってくる起動直後の1分間を「儀式」として楽しめる、心の広い人(笑)

このChromebookをおすすめしない人

  • これ1台で何でもこなす「メインPC」が欲しい人
  • 起動して「1秒後」からフルパワーで作業したい短気な人
  • USB-Cポートが1個じゃ絶対にイヤな人(Duet 370へどうぞ)
  • キーボードでの長文高速タイピングが主な用途の人

個人的には、あの起動直後の重さとポートが1個しかない点でマイナスですが、ペン内蔵のメリットがデカすぎて許せてしまう…。
半年連れ添った情も込めて「85点の愛すべき相棒」といったところでしょうか!
なんだかんだ、この半年間、ほぼ毎日カバンに入ってるんですよね。本当に、他の端末じゃ代わりがきかない、憎いやつです。

「自分、この弱点ぜんぶ許容できるわ」と思ったそこのアナタ。ポチって後悔はしないはずですよ。

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それでは、また!