どうも!オラ吐瀉夫!
新年度のバタバタも少し落ち着きを見せ始めた今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
気づけば4月も後半戦に突入しました。僕が長年勤めた会社を辞め、完全にフリーランスとして独立してから、怒涛の3ヶ月が経過したことになります。
会社員時代の僕は「フリーランスになれば、スタバでMacBookを開いて優雅にフラペチーノをすする生活が待っている」と本気で信じていたのですが、現実は自宅の薄暗い部屋で、ヨレヨレのTシャツ姿のままレッドブルを流し込む毎日です。現実は非情である。
とはいえ、がむしゃらに走り続けたこの3ヶ月間で、ようやく見えてきたものがあります。
それはズバリ「自分の市場価値」と「仕事の適正相場」です。
というわけで今回は、独立3ヶ月目のフリーランスが直面する「単価の調整」と「案件の選択と集中」、そして迫り来る新作マリオ映画への熱い思いを赤裸々に語っていくぞい!
独立から3ヶ月。見えてきた適正相場と恐怖の「単価交渉」

独立当初は「とにかく仕事が途切れるのが怖い」「実績を作らなければ」という強迫観念から、来た球はすべて打ち返す千本ノック状態でした。
去年から受けてた案件先で、正直「これ、時給換算したら相場割ってないか?」と思うような低単価案件もホイホイ受けていたわけです。最初は「とにかく実績を積むのが先決だ」「どんな仕事でも勉強になる」と自分に言い聞かせて、目を血走らせながら徹夜で納品したりしていました。
しかし、3ヶ月間フル稼働してみて、ようやく業界の相場観が肌感覚で掴めてきました。自分が提供しているスキルのレベル、納品のスピード、そしてクライアントにもたらす価値。それらに対して、現在の報酬が見合っているのかどうか。冷静にExcelで収支表を作って分析してみると、明らかに安請け合いしすぎている案件がいくつか浮き彫りになってきました。
紹介してくれて、一緒に業務委託(彼は副業)として参加している元同僚からも、「吐瀉夫は自己評価が低い」と言われてるので、実際にそうなんだろう。
いつまでもその単価で続けるのは、自分の首を絞めるだけでなく、同じように頑張っている他のフリーランスの相場まで下げる(いわゆる価格破壊)ことにも繋がりかねません。業界全体の健全化のためにも、ここは心を鬼にする必要があります。なので、思い切って単価の調整(値上げ交渉)や、どうしても条件が合わない案件からの勇気ある撤退を検討する時期に入ったと判断しました。
とはいえ、クライアントに「単価上げてください!」と伝えるのは、控えめに言ってめちゃくちゃ胃が痛くなります。
ここで参考になるのが、ITエンジニア・クリエイター専門のエージェントであるレバテックの記事です。単価設定のメカニズムについて、非常に本質的なことが書かれています。
最終的な単価は、候補者との交渉で決まることも多いため、ある程度の調整余地を残しておくと良いでしょう。自社が提示する単価で必ず応じてくれるとは限らないため、予算や市場相場を踏まえ、単価の上限額をあらかじめ決めておくことが大切です。交渉時に自社が許容できる単価上限が決まっていれば、相手の希望に対して柔軟に検討できます。
フリーランスの時給相場を解説!職種別の相場や適切な単価の設定手順も紹介 - レバテック
なるほど、クライアント側も最初から「これが限界ギリギリの予算です!」と提示しているわけではなく、ある程度の交渉の余地(バッファ)を持っていることが多いわけです。
ビビって何も言わなければ、安いまま使われ続けて疲弊するだけ。しっかり自分のこれまでの貢献度と成果を具体的な数字でアピールし、お互いが納得できる落とし所を見つけるのが、プロのフリーランスとしての第一歩と言えそうです。
ダメ元で交渉してみて、もしそれで契約終了になるなら、それは「ご縁がなかった」と割り切るしかない。空いたリソースで、より条件の良い新規案件を探せばいいだけの話です。頭では分かっているんですけどね、いざ交渉の文面を作って送信ボタンを押すときは、指が震えてマウスをクリックできなくなります。フリーランス、マジで孤独な戦いすぎる。
勇気ある撤退。しばらくは「ゲーム案件」に全集中!

さて、案件の整理を進める中で、僕はある大きな決断を下しました。
それは、「ゲーム関連の案件」をしばらくメインの柱にするということです。
これまで、月の稼働の7割を漫画系の案件に振っていました。しかしプロデューサーとして参加する漫画案件は膨大なエネルギーを持っていかれます。
例えば現在3タイトルの連載を持っているんですが
- 月曜:5話のシナリオが上がってくるので確認してFB。
- 火曜:4話のネームが上がってくるので確認してFB。
- 水曜:3話の線画が上がってくるので確認してFB。
- 木曜:2話の着彩が上がってくるので確認してFB。
- 金曜:1話の写植と納品作業。
みたいな感じで毎日何かしらの締め切りと対応に追われて、これ×3タイトル分の作業をしてるので今どの作品のどこの話だっけ!?となることがしょっちゅうです(笑)
更にはスケジュールは遅れる、作家の連絡が途絶える、クライアントの要望で戻りが発生して急な契約外の調整を依頼することになり、契約書を起こす…などのイレギュラーな対応が入りまくり。
しかし、自分が1日遅れれば作家の作業期間が1日削れる…頑張らないと…ということで常に即時対応の締切に追われているってことは、このような小さなタスクの締切が毎日毎日押し寄せてくるという状況なんですね。
その結果、何が起きたか。以前、僕自身のブログでも赤裸々に綴った「在宅フリーランスのメンタル崩壊危機」です。
こうして見てみると、在宅フリーランスというのは、「自分という猛獣をいかに飼い慣らすか」というゲームなのかもしれません。
餌(報酬)を与え、散歩(日光浴)させ、適度に遊ばせないと、すぐに暴れ出すか、あるいは衰弱してしまう。自由であることは、同時に残酷なほど自己責任です。
【精神崩壊】在宅フリーランスが「孤独」と「鬱」で死なないための生存マインドハック - 胃もたれ沢 吐瀉夫の日常
全く興味のないジャンルのリサーチをしているとき、僕の中の猛獣は完全に檻の中で死んだ魚の目をしていました。キーボードの上で指がフリーズし、気づけばYouTubeで猫の動画を2時間見ていたこともあります。
しかし、ゲーム案件に向き合っているときは違います。
例えば「ADVゲームの新規ゲームサイクル」というテーマなら、息継ぎなしで一気に8時間ぶっ通しでくらい企画書を書き上げることができます。そもそも僕は若い頃ADVゲーマーであり、ユーザーが求めている熱量、業界のトレンドを息をするようにインプットしています。ゼロからリサーチする手間が省けるだけでなく、タイピングする指の軽さが段違いなのです。
自分が一番モチベーション高く取り組めるジャンルにリソースを全振りする。これこそが、パフォーマンスを最大化し、クライアントにも最高の価値を提供しつつ、自分の精神衛生も保つ最強の生存戦略だという結論に至りました。
というわけで、しばらくは「ゲーム案件の鬼」として生きていく所存です。自分が熱狂できる対象こそが最大の武器になる。業界関係者の皆様、ゲームのレビューから攻略記事まで、お仕事お待ちしております。
来週公開!新作マリオの映画を心の糧に限界突破する

単価交渉のメールを作り、撤退する案件の引き継ぎ資料を作り、さらには事務手続きの処理まで……。独立して初めての「大ナタを振るう時期」は、正直言ってストレスマッハです。白髪が3本くらい増えた気がします。
しかし、今の僕には最強のニンジンがぶら下がっています。
そう、来週の4月24日(金)から公開されるマリオの新作映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』です!
もうね、毎日公式サイトのトレーラー映像を穴が空くほど見返しては、テンションを爆上げしています。グッズも欲しすぎてブログ記事にまとめるほどチェックしています(笑)
スーパーマリオブラザーズの世界観を基にしたアニメーション映画で、2023年に公開され全世界で13億ドル以上の興行収入を記録した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に続く作品。
前作に引き続きイルミネーションのクリス・メレダンドリと任天堂の宮本茂が共同で製作し、アーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニックが監督、マシュー・フォーゲルが脚本、ブライアン・タイラーが音楽を担当する。
4月24日(金)全国ロードショー - Universal Pictures Japan
2023年に公開された前作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、控えめに言って人類の宝でした。
ゲームをプレイしたことがある人なら誰でもニヤリとするBGMのアレンジ、背景に隠されたマニアックな小ネタのオンパレード、ジャック・ブラック演じるクッパの魂の弾き語り、そしてイルミネーションの圧倒的な映像美。映画館でボロボロ泣きながら観た記憶が蘇ります。
そして今作のテーマは「ギャラクシー」。
あの名作『スーパーマリオギャラクシー』の世界観がスクリーンで躍動すると思うと、チコやロゼッタといったキャラクター達がどんな風にスクリーンを動き回るのか、想像するだけで鼓動が早くなります。ルミナスの美しい宇宙の描写がアニメーションでどう表現されるのか、今から楽しみで夜も眠れません。
フリーランスの最大の特権は何か。それは「平日の昼間、一番空いている時間帯に堂々と映画館に行ける」ということです。公開日の朝イチで劇場に駆け込み、満員電車に乗ることもなく、ど真ん中の最高の座席でポップコーンを貪りながらマリオの活躍を堪能できる。これこそが自由の醍醐味です。
もちろん、映画を観終わったらその熱量のまま、爆速でレビュー記事を書き上げるつもりです。これも立派なゲーム(映画)案件の一部ですからね!
来週の公開日に心置きなくスクリーンに没入できるよう、今週と来週前半は、ゲーム案件の執筆と交渉の修羅場を全力で駆け抜けたいと思います!
自分という猛獣に最高のエサを与えるために、オラ、いっちょやってみっか!
それでは、また次回の更新でお会いしましょう。アリーヴェデルチ!