【独立直前】東京のベンチャーで浴びた「熱」と、予想外の展開。僕がこれから走る道

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どうも、胃もたれ沢 吐瀉夫です。

師走の風が冷たくも心地よい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
街はクリスマス一色ですが、僕の心は来年1月1日からの独立に向け、静かに燃えています。

先日、長年勤めた本業の最終出社日を無事に終えました。
慣れ親しんだデスクを片付け、社員証を返却する瞬間は、やはり感慨深いものがありましたね。

しかし、感傷に浸っている暇はありません。
12月いっぱいは、これまで副業として種を撒いてきたSteam向けゲーム開発や、アプリ向けマンガ制作などの事業を、一気に拡大させるための重要な助走期間です。

「立つ鳥跡を濁さず」そして「飛ぶ鳥、新たな風に乗る」。
そんな思いで、本業でお世話になった方々への最後のご挨拶と、これからパートナーとなるクライアント様への仁義を通すため、3泊4日の東京出張へと行ってまいりました。

そこで待っていたのは、僕の背中を強く押してくれる「言葉」と、圧倒的な「熱量」でした。
今回は、独立を目前にした今のありのままの心境を、日記として残しておこうと思います。

「さよなら」ではなかった。古巣から頂いた最高の餞(はなむけ)

ご馳走になりました!

東京に到着してまず最初に向かったのは、これまでお世話になった本業のオフィス、そして親会社への挨拶回りでした。

退職する身として、形式的な挨拶だけで終わるかもしれない。
どこか「裏切り者」のような後ろめたさを勝手に感じていた部分も、正直に言えばありました。

しかし、そんな不安は杞憂に終わりました。
上司や親会社の方々は、僕の独立を心から祝福してくれただけでなく、忙しい合間を縫ってランチの席まで設けてくださったのです。

「今までありがとう。お疲れ様」

温かい労いの言葉と共に、ご馳走になった昼食の味は、一生忘れないと思います。
そして何より嬉しかったのは、食後の会話の中で頂いた、ある言葉でした。

「吐瀉夫さんの個人の連絡先、教えておいてもらえる? これから仕事をお願いすることもあると思うから」

向こうから、そう切り出してくれたのです。

通常、会社を辞める側が「今後ともよろしく」と頭を下げるものです。
しかし、会社側から「これからもパートナーとして付き合いたい」と言っていただけた。
それは、僕がこれまで積み上げてきた仕事が間違いではなかったという証明であり、独立という選択を「卒業」として認めてもらえた瞬間でした。

古巣と良好な関係を築けたまま、新しいステージへ進める。
これほど心強いことはありません。

最後にはこれまで関わったタイトルのグッズを頂いて感無量。
このご恩は、いつか必ず仕事の成果で返したいと思います…!

 

「狭さ」は「熱さ」だ。ゲーム開発現場で思い出した原点

オフィスの場所間違えちゃったけど笑

古巣からの温かいエールを背に、次に向かったのは未来の主戦場。
Steam向けゲーム開発を行っている副業先のオフィスです。

これまでチャットツールやオンライン会議で何度もやり取りをしてきましたが、対面でお会いするのは初めて。正確には一部知ったメンバーが居るのですがそこはまぁ良しとして。

オフィスの場所が最近引っ越したことを失念して最初に登記住所行ってしまいましたが、改めて指定された場所へ向かうと、そこはいわゆる「THE ベンチャー」なオフィスでした。
正直、物理的には結構狭いです(笑)。

でも、その狭さが良いんです。
人気のラーメン屋さんが狭い店内で極上の一杯を作っているように、限られた空間にハイスペックなPCとモニターが並び、クリエイターたちが画面に向き合っている。

その空間密度が、そのまま「熱量」の高さに変換されているような、ものづくりの最前線の空気がそこにはありました。

「ここで、世界に向けた作品が作られているんだ」

そう思うと、なんだか背筋が伸びる思いでした。
僕も学生時代、何者かになりたくて友人の狭い部屋に集まっていた頃の青臭い情熱を思い出しましたよ。

 

未経験の「0→1」を任されるということ

今回の出張では、挨拶だけでなく、非常にありがたいお話も頂きました。
初期の契約領域を超え、ゲーム開発におけるさらに深い業務を任せていただけることになったのです。

これまで僕は、スマホゲームの「運営」—つまり、すでにあるものをどう良くするか—という領域でキャリアを積んできました。
しかし今回の開発現場は、何もないところから生み出す「0→1(ゼロイチ)」の世界。

正直に言えば、未経験の領域に対する怖さはあります。
でも、それ以上に「吐瀉夫さんになら任せられる」と判断して「吐瀉夫さんに任せたい」と言ってもらえたことが、本当に嬉しい。

経験豊富なプロたちがひしめく現場で、僕のような人間に経験を積むチャンスをくれる。
この「粋」な計らいに応えるためにも、早く自分も事務所を構えられるくらい事業を成長させたいと強く思いました。

 

マンションの一室と、深夜の深い話

場所は全然関係ないですがw

続いて足を運んだのは、アプリ向けマンガ制作プロダクションの案件で、シナリオ制作を依頼しているパートナー企業様のオフィス。
こちらもマンションの一室を拠点に活動されていて、まさに「大人の秘密基地」といった趣き。

ベンチャーやクリエイティブな現場って、きれいなビルの一室よりも、こういう生活感と仕事が同居している場所の方が、妙に落ち着くんですよね。

 

最近取り上げられる「ワークライフバランス」じゃなく
「ワーク・アズ・ライフ (Work as Life)」
それが僕の好きな言葉でもあります。

メディアアーティストで研究者の落合陽一氏が提唱したことで広まった言葉です。

概念: 「仕事」と「プライベート」を対立するものとして分けてバランスを取るのではなく、「寝ている時以外はすべて仕事であり、すべて趣味である」というように、両者を渾然一体(シームレス)なものとして捉える生き方です。

バランスとの違い:

ワーク・ライフ・バランス: 仕事(ストレス)と生活(癒やし)を天秤にかける。「仕事のために生活を犠牲にしない」という発想。

ワーク・アズ・ライフ: 息をするように仕事をし、遊ぶように仕事をする。ストレスと癒やしの境界線がない状態。

 

www.recurrent.co.jp

「ワーク・ライフ・バランス」という言葉には、「仕事は辛いものだから、生活でバランスを取らなければならない」という前提が隠れているという批判があります。

だからこそ僕は「仕事と生活を分けるなんてナンセンスだ、どちらも私の人生の一部だ」という、より能動的でポジティブな価値観でこの言葉が好きなんです。

 

話が脱線しましたね笑

 

その打ち合わせでお互いの自己紹介を軽く済ませた後、そのまま会食へ連れて行っていただいたんですが、ここでの時間が今回の出張のハイライトだったかもしれません。

美味しいお酒と食事を囲みながら、話題は仕事の話から、お互いのプライベート、人生観へと深まっていきました。
「なぜ独立するのか」「何を作りたいのか」。
そんな根っこの部分をさらけ出して話し、意気投合した結果、予想外の言葉が飛び出しました。

まさかの実写映像化案件へ

「もし良ければ、実写映像作品のプロジェクトにも参加しませんか?」

…いや、展開がドラマチックすぎませんか?(笑)

マンガのシナリオの話をしていたはずが、気づけば映像の世界へ。
「プロダクションと専属契約じゃないなら、うちともぜひ」と、その場で具体的なオファーをいただけるなんて。

僕の何が評価されたのか、正直自分でも完全には理解できていません。
でも、スキルセットや実績以上に、「こいつとなら面白いことができそうだ」という人間味の部分を見てくれたのだとしたら、これほど光栄なことはないです。

 

「やったことのないことは、全部やる」

人生が面白くなってきた

今回の東京出張を通じて、僕の中で一つの覚悟が決まりました。

これまでは「できること」を切り売りして生きてきた部分があったかもしれません。
でも、独立してフリーランスになるからには、守りに入っていてはジリ貧です。

ゲームの0→1開発も、実写映像作品も、今の僕にとっては完全な「未踏の地」です。
普通なら「経験がないので…」と尻込みするところでしょう。

でも、僕は決めました。
「やったことのないことは、全部やりたい」

このスタンスで、来るボールは全部打ち返すつもりです。
「やったことがないから」ではなく、「やったことがないからこそ、やる」。
そうやって泥臭く経験値を稼いで、レベルアップしていくのが僕の生存戦略です。

古巣からの信頼、新しい現場の熱気、そして未知なる挑戦。
全てを糧にして、来年は間違いなくこれまでの人生で一番忙しく、そして充実した一年になるでしょう。

自分の足で立ち、信頼してくれる仲間と共に、新しい地図を描いていく。
そんな「胃もたれ沢 吐瀉夫」の第二章、いよいよ開幕です。
多少の失敗はあるかもしれませんが、笑って許してください。

これからも、どうぞご贔屓に!