オッス!オラ吐瀉夫!
元バンドマンの30代サラリーマン!
昨夜、映画『ブルージャイアント』を見てきて、どうにかなるほど泣いてしまったので、感想と共に「見て欲しい理由」をお伝え!
『ブルージャイアント』気になってる人は是非読んでいってくださいな。
- 『BLUE GIANT』とは
- 残念なところの感想・評価
- オススメする理由①:想像以上にバンドモノ!努力と葛藤に泣ける
- オススメする理由②:燻っている情熱に火をつけてくれる
- オススメする理由③:音が大事なので大音量で
- サントラには描き下ろし漫画が収録!
『BLUE GIANT』とは
2013年から小学館「ビッグコミック」で連載開始した石塚真一のジャズ漫画「BLUE GIANT」が原作で、2023年2月17公開のアニメ映画。
仙台に暮らす高校生・宮本大はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS」を結成。楽譜も読めずただひたすらに全力で吹いてきた大と、幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈、そして初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して日本のジャズシーンを変えることを目標に、必死に活動を続けていく。
原作は第1部:仙台と東京、第2部:ヨーロッパ、第3部:アメリカと部隊が分かれていて、本作は第1部の東京がメインで、回想シーンで仙台の話が描かれていました。
自分は原作漫画の第1部4巻までが、一昨日まで無料で読めたので2巻まで読んで「これは傑作だ。今すぐ映画館で見たい」と思いそのまま映画館へ。
結果、1~2巻の内容はほとんど映画で描かれていなかったんですけどね(笑)
それでも大満足の内容だったので、今回このブログを書いています。
最近は映画記事を書くのを辞めてたんですが、この感情はシッカリと残したくて。
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残念なところの感想・評価
個人的に思ったのは、本作はバンドメンバーである玉田と雪祈の努力と葛藤がメインで、主人公である宮本大(以下、大)にはあまりフォーカスされてないということ。
原作1~2巻で読んだ限りでも確かに、大はワンピースのルフィタイプで、努力を努力と感じずに鍛錬を重ねられるし努力を怠らない天才型。
でも兄貴が無理して高価なサックスをプレゼントしてくれて泣いたりするなど、音楽以外においては人間らしい様子もあったし、人柄の掘り下げがあったからこそ好きになれた主人公でした。
そのため本作の主人公は玉田と雪祈と言っても過言ではない作りなのが、少し勿体なかったかなと感じましたね。
それと映像について、演奏シーンのモーションキャプチャーを使った3Dモデルによるシーンの違和感。
あれ自体が悪いわけじゃないですが、それ以外のシーンとの同化というかあの違和感を払拭するような足並みの揃え方が出来てなかったのが残念。
もちろん許容できないレベルのものでは無いのであしからず。
悪名高い玉田のドラムモーションキャプチャーだが、SO BLUEのドラムソロ場面は全部狂気のフル手描き作画。ここの臨場感がやばい。つまりやろうと思えば全部手描き作画(それも神作画)で演奏シーンが描けたということ。
— サノバレコード(SABBAT OF ★ RECORD) (@RecordSabbat) 2023年2月24日
CGは実力不足でなく妥協点だったということだ。#ブルージャイアント #BLUEGIANT pic.twitter.com/9yblAqR6Pl
特に玉田のドラムシーンは手書きで凄すぎました…。あれを全編で出来たのであれば凄いことになっていたでしょうが、それで映画の興行収入が上がるかと言われればなんとも言えない難しいところ。
あえてこの点について書きましたが、それでも予算の中で良いものを作ってくれたことは間違いなく、僕は制作スタッフにこの作品を作ってくれたことに、強い感謝の念を抱いています。
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オススメする理由①:想像以上にバンドモノ!努力と葛藤に泣ける
自分は原作1~2巻しか読まずに映画を鑑賞しに行きましたし、予告編もろくに見ておらず、バンドの話がメインだとも知りませんでした。
そのため、ジャズプレイヤーとして色んなステージに立つことはあっても、どこか一つのバンドに固定で居座るイメージがないまま視聴。
まさかの東京での10代の若者3人でのバンド生活。
元パンクバンドマンの自分としてが共感するところも多く、青春時代を思い出しました。
その中でも、未経験の玉田が必死で天才2人に食いつく様子や、ステージで内臓をひっくり返して死ぬために(自分をさらけ出す意)葛藤する雪祈の二人の姿に心打たれます。
それを見守ってくれているお客さんもいたりして、オジサン泣いちゃうよ!
JAZZの良さはこの映画も見たあとの今も僕はわかりませんが、主人公たちのバンドJASSは大好きになりました!
つまりJAZZを知らなくても、好きじゃなくても楽しめます。
オススメする理由②:燻っている情熱に火をつけてくれる
この映画は音楽映画である以上に、ヒューマンドラマの映画だと思いました。
夢や情熱を捧げられるものに、真摯に向き合い、必死に努力する。
その中で人間的な成長をしていくひたむきな若者を見て、何も感じ得ないことが出来るだろうか。
大人になり、感情が動くようなことはどんどん減っていく。
情熱を捧げられるものから距離を取り、自分の中にあった火は小さくなり、燻っていく。
そうやってつまんない人間になってしまった自分がいます。
この映画『ブルージャイアント』という青い炎は、その火種に火をつけてくれるなぁと感じました。
「俺もやろう」「頑張ろう」と人生を前向きに歩く力をくれる気がします。
その気持ちをちゃんと書き記そうと、書くことから遠ざかってた映画感想記事も書く気が湧いたわけです(笑)
オススメする理由③:音が大事なので大音量で
僕はIMAXや4DXに興味があまりないタイプなんですが(映像美や体感型コンテンツには興味がなくストーリーにこそ価値があると思っている)、本作は是非劇場で見たかったし、見るべきだと思った。
何故なら、本作のライブシーンは意図的に主人公たちが大きな音で演奏したり、演奏に引き込まれ心を掴まれるシーンなどがあり、音に埋もれられる環境で見たい作品なんです。
もちろんヘッドフォンでもいいでしょう。
ただ、個人的にはあの全身に響き渡るサックスの音を感じ取るためにも、劇場等での鑑賞、音量音質に拘っての鑑賞をおすすめします。
この映画の公開は2023/2/17。
僕は丁度1ヶ月後の3/17に鑑賞しました。
その映画館では1日1回の上映となっており、もう1ヶ月を経過して上映終了も間近だと思いますので、是非早めに劇場で見て欲しいと思います。
サントラには描き下ろし漫画が収録!
二度とないこの瞬間を 全力で鳴らせ
上原ひろみが音楽を手がける、大人気コミックのアニメーション映画化のサウンドトラック
CDブックレットには、石塚真一描き下ろしスペシャル・ストーリー8P収録
原作を集めるつもりの自分には作者描き下ろしの8Pの価値は計り知れない!
ということでさっそく注文しました(笑)
しかもSHM-CDなんですって。
懐かしいくらいですね。
知ってます?SHM-CD。
SHM-CD(読み)えすえっちえむしーでぃー
スーパーハイマテリアル・CDのこと。 新規格ではなく、あくまでCDであることに変わりはない。 「高品質な素材・技術を使ったCD」のことで、CDと完全な互換性を持ち、すべてのCDプレイヤーで再生が可能。
高音質らしいのですが、一時期このCDでのアルバムとかリリースされてたので懐かしいです(笑)
楽天で注文したので届くのが楽しみだ!!
なお、漫画版もお小遣いの範囲で少しずつ集めていこうと思います。
こちらも楽しみ。