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オッス!オラ吐瀉夫!
先日、社内で自分のキャリアについて考える研修のワークがあり、そこで自己分析のフレームワーク「Will Can Must」を行いました。
あまりこういったもの好きじゃなかったんですが、とても興味深く有意義な時間になったので、その内容と感想をまとめてみました。
Will Can Mustとは
「WillCanMust」とは自己分析の基礎を行った上で行うものです。
これまでの人生、経験を書き出し、そこを掘り下げてグループ内で個人の内容をシェア。
※やりかたはそれぞれあるようです
僕の場合は、幼少時代のイケイケ時代から高校から現在まで引きずる人見知りの発症。
そこからフリーター時代、ゲーム業界に入ってうつ病になったり、出世したり、職種を変えたりといった内容をシェアしました。
この自己分析の基礎を行って、自分をある程度振り返った上で、今度は「Will」「Can」「Must」にそれぞれを当てはめていきます。
「WillCanMust」は、「やりたいこと・できること・すべきこと」から自分のキャリアを考え、導き出すフレームワークだそうです。
この3つの円が重なった部分が、自分の“アンカー:錨”となり、これを自分の軸としていくことで、自分をブラさずキャリアを積む考えの一助となるそうな。
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グループで実施した
自分の人生の振り返りをそれぞれシェアし合うことで、”自分の視点でのWillCanMust”と”他人の視点のWillCanMust”を割り出しました。
個人的にはこれは結構良い仕組みだなと。
自分では思ってもいなかった、自分の特徴が見えて面白いです。
ちなみに僕のチームには、人事3人、ゲームプランナー1人、僕1人の5人です。
なお、このゲームプランナーは去年まで僕が働いていた会社の部下で、とても僕のことを慕ってくれている子で、おかげさまでやりやすかったです。
自分の業務意外では他人を交流しない性格上、人事とかほとんど初対面だったので。
自分のWill:やりたいこと
皆、多分これを大事にしたい気がするんですけど、僕はあんまりキャリアにおいて「やりたいこと」がなかったので、人生ベースで書きました。
- 家計を支えること
- 子供をもうけること
- 仕事に燃えること
自分ごとですが、専業主婦の奥さんを働かせたくないから収入はこれからも今以上をキープしたいし、子供も欲しいなと思っています。
その上で、企画職時代のように仕事に燃えたいと思っています。だって楽しいもん。
今、燃えられていないと、人事の前で正直に話しました(笑)
そんな僕のWillに対して、グループ内から頂いた僕のWill。
- 大事な人や、場所のために熱くいれる人
- カッコいいパパ
- 地方支部立ち上げ
これらを「吐瀉夫さんがやりたいと思ってそうなこと」として挙げてくれました。
1にはびっくりですね。よく知らない人事の方から頂いたので、「熱くいたい」と思われてたのかと(笑)
嫁ノロケってほどじゃないですが、よく嫁さんの話や子供が欲しいという話はしてるので、そういうイメージがついていたのかな。
1,2に関しては、ほとんど僕のWillと一緒なので少し嬉しかったり。
3については僕の元部下が挙げてくれたんですが、僕はマネジメントの方が得意なところや、田舎に引っ込んでリモートワーク出来たらなと考えている部分を見透かされたんでしょう。
でも立ち上げはやりたいかって言われると…分かんないですね。
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自分のCan:できること
これは結構難しく感じましたね…自分に自信がないので、何とか引っ張り出しました。
また、「Can:出来ること」と「Can't:出来ないこと」も一緒に出しました。
僕が出したCanはこちら
- 課題を見つけ、仮設・検証するアプローチを取ること
- チームをまとめ、運用・マネジメントすること
そしてCan'tはこちら
- 定常業務やルーチンワーク
- 積極的な他者との交流
僕は入社して2ヶ月目から今のチームのリーダーを務めさせてもらっていますが、部下より仕事が出来ません(笑)
それは以前から上司や部下にも話しています。
問題を見つけて解決する手段を思考し、PDCAを回すロジカルな判断や優先度付けが得意で、自分より優秀な部下達から信頼され、リーダーを任してもらえるマネジメント力にだけは他より自信があるところ。
実際、ウチのチームのモチベーションや関係性はとても良好で評価されていて嬉しいところ。
ちなみに部下とは交流が出来ますが、人見知りで業務外の交流が苦手です。
目的を設定しないと他人と交流が出来ない人間嫌いなのです。
これらに対して、グループ内から頂いた僕のCanはこちら。
- 真面目と冗談のバランスがよく出来ている
- 観察眼がよく、立ち回りが上手い
- 人のいじりが上手い
- 几帳面
- 事実と向き合おうとする
1はよく言われます(笑)
真面目な顔して仕事しながらド下ネタのチャットを送りつけたり、さっきまでくだらない話をしていたかと思えば、いきなり繊細な仕事の話をしたりと、切り替えが早いとかも言われたりします。
2については、自分の出来ないことを分かっていて、無理をしたくないので「できること」で勝負しているからですね。
評価されたいし、評価されてやる気になれば、少しくらい苦手なこともチャレンジできるので、まずは強みで戦います。
3については、1に通じるユーモアのところですが、話を面白くするのが好きで。しかし嫌な思いはさせたくない(他人のこと気にしすぎる人と言われる)ため、ギリギリのラインを見極めていじって、本人の面白い部分を引き出したいと常々思っています。
ただし、そうではない時は自分をネタにして笑いを取りに行くのですが、今の会社だと社歴が浅いため、他者からのツッコミがいただけない場合が多く、苦戦。
4と5はよくわかりませんね(笑)
ちなみに、周りからCan'tは出してもらうのに時間掛かりそうだったんで、ネガティブな言葉はいらないなと思ったんで、早めに切り上げました。
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Must:すべきこと
Mustも難しく、Willと違って「自分がすべきことなのか、他者から求められていることなのか」というのが分からなかったんですが、両方だそうで。
それにしても、自分の人生で「すべきこと」なんてちょっと大それてますよね。
だからこそ、自分と他者からの1個ずつ出すように言われました。
- 想像力を活かす
- 改革
1が僕自身がすべきことと思っていること。
2が他者から求められていること(と思っている)、としています。
1は仕事もプライベートも、常に思考して何かをアウトプットしていきたいと思っています。
クリエイティブではなくても良いんですが、ルーチンワークが嫌いなと同じで、仕組みだったり制度だったり、施策や企画でも何でも生み出すべきだなと。
それが自分の強みだと思っているから、価値を発揮できることだと思っているから。
これを「すべき」だと思っています。
2については社長や上司からも求められていることで、今の組織を変えてくれと言われています。
それをやるために色々動いているし、ITベンチャーで働いてる以上は常に変化を受け入れ、変わっていかなきゃいけない。
しかしながら、凄く良い人たちが会社には多く、良くも悪くも気遣いの出来る人たち・マイペースな人たちが多いからこそ、変化の速度が伴わないことが多い。
だからこそ、僕が採用されたと思っているし、皆の意識改革をしていきたい、こんな良い人たちが数年の労働力で終わってしまうのではなく、さらにステップアップして評価されていく組織にしたいと思っています。
ちなみに、上司へ提案して決まった僕の2019年下半期のミッションの一つは、「メンバーへの業務における成功体験が出来る仕組みづくり」です。
成功体験は努力のきっかけ、仕事に燃えるきっかけの一つだと思っているので、まずは本人の強みを武器に何かしらの成功を経験してもらい、貢献・達成・評価されることへの快感を味わってもらいたいと考えました。
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話がそれたので戻します(笑)
グループ内の方々から頂いたMustがこちらです。
- 組織の仕組みを作っていく
- 組織を引っ張っていく存在
- 吐瀉夫さんのプロ意識をメンバーにも広げていく
- 皆の手本
- カリスマ性を伸ばしてほしい
本当に嬉しいことばかりいただきました…。
組織の仕組みを作っていく、組織を引っ張っていく存在というのは、ちょっと荷が重いですが、僕の周りの人間が幸せになれるような組織にしたいと思っています。
一緒に目標に向かってワクワクしていて、お互いの強みを活かして、評価されて。
そんな組織にしたいと。
ちなみに僕のチームの部下がどれだけ人が良いかって言うと、定時以降まで仕事が残っていることを申し訳ないと思ってサービス残業しようとします。
めちゃくちゃ怒りました。
「定時まで仕事が出来ないのは誰の責任でもない。組織・仕組みに問題がある。
強いて言うなら俺の責任だから、それでサビ残なんてされたら俺は本当に悲しい。
残業せざるを得ない状況は申し訳ない。でも絶対に残業は申請して、もらうべき対価はもらってほしい。」
と。それ以来、残業があれば必ず申請してもらっていますし、先月はほとんど残業がなかったのでとても良い状態に出来たなと。
3のプロ意識については、今あまり仕事に燃えられていない僕のどこを見てそう思ったのかは不明ですが、「燃えられていない」と思っていることそのものがプロ意識ですよ、と言われて「言われてみれば確かに」と納得しました(単純)。
4と5は元部下が書いてくれたんですが、彼はもういつまでも俺の背中を追いかけないほうが良いと思うものの、嬉しい(恥ずかしくもある)ことを言ってくれました。
「吐瀉夫さんの仕事への姿勢・考え方が、今も僕のベースになっている。吐瀉夫さんを追いかけていれば大丈夫という安心感がある。前職でのカリスマ性はすごかった。今の会社ではまだ浸透していないと思いますが、これからもそのカリスマ性を伸ばしていってほしいと思っています。」
やめてくれ。
恥ずかしいから。死んじゃうから。
一同「おお〜w」とか言ってたので、早めに話を切り上げたものの、このように慕ってっもらえる仕事ぶりが出来ていた”あの頃”のように、やはり燃えたいのが本音です。
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自分の錨(キャリアアンカー)
これらを踏まえて、Will,Can,Mustの円が重なる自分の軸はどういうものか言葉にしようとしました。
なかなか難しく、長ったらしい文章になりがちだったんですが、とある言葉が一つ頭に浮かびました。
ダディ
ふざけてると思われるかも知れませんが、これが個人的にはピッタリでした。
僕の父は普段お調子者でしたが、とても頼りになる存在でした。
叱る時はしっかり叱り、僕が本当に悪いことをした時は、涙を流して一緒に悔やんでくれました。
僕にとっての父のイメージがそれだからこそ、冗談を言いながらもしっかりと家族・仲間のことを考え、皆を引っ張っていく頼れて、安心できる存在。
そう在ることが僕の軸なんだなと。
振り返っての感想
このワークには、自分の人生の振り返りを含め、4時間ほどを費やしたのですが、最初は本当にこういうフレームワークというものに懐疑的でした。
しかしながら、他人の視点を取り入れることで、まさか「ダディ」が出てくるとは思わなかったんですよ(笑)
親父の影響、すげぇ…!って今更ながら思いましたし、周りからどう見られているかも興味深いものでした。
皆の期待に応えるためにも、自分の人生を豊かにするためにも、この軸をブラさず自分と自分の周りの幸せのために頑張っていこうと、改めて思えました。
皆さんも是非、この「Will Can Must」をやってみてはいかがでしょうか。
ではでは。
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