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オッス!オラ吐瀉夫!
ゲーム業界でデバッガー、CSを経てプランナー、ディレクター、プロデューサーと渡り歩いて、今一息やっとついてるアラサーのおじおじだ!(おじおじて)
何やら最近Twitterで平成のゲーム5本が賑わっていたので、僕もちょっと語りたくなったので語らせてください。
そして5000文字を超える長文記事になっちゃったので、お時間のある時に見ていただけたら吐瀉夫ウレシス。
ちなみに僕はFC、SFC、PCエンジン、セガサターン、ドリキャスといったハード遍歴の持ち主で、陰キャの極みなので文句は受け付けません。
また、2005年当時にPS2で発売されたバイオハザード4でゲームを卒業してしまったので、それ以降のソフトは出てきませんのであしからず。
また、シリーズを通して大好きな作品は1本としてカウントさせて下さい。
大好きなソフトが多いので(照)
では張り切っていきましょう!!
- 平成のゲーム1本目 WS「ノベルシアター」シリーズ
- 平成のゲーム2本目 DC「神機世界エヴォリューション」
- 平成のゲーム3本目 WS「アナザヘヴン ~Memory of those days~」
- 平成のゲーム4本目 DC「超鋼戦紀 キカイオー」
- 平成のゲーム5本目 WS「約束の地リヴィエラ」
- 最後に
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平成のゲーム1本目 WS「ノベルシアター」シリーズ
ご存知でない方もいると思いますので説明すると、バンダイが発売した伝説の最高の神携帯ゲーム機(個人的主観に基づく判断)であるWonder Swan(ワンダースワン)というゲームハード。
そこでバンダイが展開した実写とテキストノベルにサウンド演出を融合させたゲーム。
それがノベルシアターシリーズと言われるものです。
初期に出たTERRORS、リングインフィニティがモノクロ専用。
後期に出たTERRORS2はカラー・モノクロ対応、LAST ALIVEがカラー専用。
LAST ALIVEだけは僕はやらなかったのですが、初代TERRORSとリングインフィニティ、特に初代TERRORSは鬼ほどやりこみました。
サウンドのクオリティもガビガビなのですが、演出がマジで怖くって。
なんならサウンドがガビガビなのも怖い(笑)
そして短いプレイ時間でエピソードが終わり、次のエピソードで主人公も物語も全くガラリと変わるのでサクサク進めて、いろんな話が楽しめる。
特に「きしむ音」編というエピソードが無茶苦茶衝撃でした。
初めてゲームで泣いたのはこのゲームが初めてかも知れません。誰かと語り合いたい(笑)
リングインフィニティも素晴らしく、全部のエピソードがループするように作られていて、永遠に貞子の恐怖に向き合うこととなります。
原作が大好きなので個人的にもかなりハマれましたね。夏のあの蒸し暑い空気を音と文字で感じさせてくれる良作です。
このシリーズのゲーム体験は未だに僕に大きな影響を与えている一本です。
選択肢で、ホラーが心霊モノ、サスペンスやSFじみた展開になったりすることに衝撃を受けましたね。
今だと「流行り神」がそれにあたる人気ゲームかな?僕も好きです。
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平成のゲーム2本目 DC「神機世界エヴォリューション」
僕が、あの隠れた良ゲームメーカーSTINGのタイトルを初めてプレイしたのはこのタイトル。
ウエクサユミコさんのキャラデザが素晴らしいですね。もっとこういうタッチのキャラが動き回るゲームがプレイしたい…。
ちなみに、「発明BOYカニパン」を思い出しませんか?(笑)
DC初のRPGなだけあって、悪いところもあるのですが、マンガみたいな世界観が本当に大好き。
神機世界エヴォリューション(ドリームキャスト・1999年)OP&ED
かつては代々著名な冒険家を排出し名家を誇っていたが今や没落してしまったランチャー家。一人息子のマグは、冒険に出たまま行方不明の両親に影響を受け、一流の冒険家を目指していた。
両親から連絡が途絶えて一月ほどたったある日、「私が戻るまでこの子リニアを守ってやってくれ。頼んだぞマグ。」と書かれた父親の手紙をもった少女がマグの家に現れる。
こうしてマグとリニアは執事グレの見守られながら、冒険者の証であり先史文明の遺産でもある不思議な機械”サイフレーム”と持ち前の根性そして頼りになる仲間の協力で、襲い来るピンチを次々と切り抜け冒険の日々を送っていたのだが・・・。
物語は先史の遺跡を舞台として繰り広げられる謎と神秘、ヒロインをめぐる敵との戦い、主人公と謎の少女との心のふれあいなどが絡み合った冒険映画さながらの大作RPG。
映画「インディージョーンズ」のような1930年代の雰囲気に”サイフレーム”と呼ばれる万能機械が登場する、独創的な世界観を創り出している。
設定やら世界観やら王道ではあるものの、そこに暮らすキャラクター達の人格がきちんと掘り下げられていて、いわゆる村人と話せば話すほどキャラのことが分かるようなやつですw
”不思議なダンジョン”タイプの入るたびにダンジョンが変化するダンジョンRPGなのですが、敵と接触するとバトル画面に切り替わるし、当時そのタイプのゲームは初めてだったのでハラハラしながらプレイしたのを覚えています。
そんでサイフレームの必殺技がカッコよくて…!数少ない僕がクリアしたRPGですね(笑)
ただ、BGMがいつも静かでダンジョンが本当に怖い…。
このゲームはDC最初期のオリジナルRPGの一つなんですが、続編や移植もされています。
ゲームキューブには1と2を統合してリメイクした「神機世界エヴォルシア」が。
そしてまさかのネオジオポケットカラーではポケットサイズ版が!
ちなみに1しかクリアしておらず、2は未入手。エヴォルシアはゲット。しかしネオジオポケットカラーは本体も持ってないんです…残念…。
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平成のゲーム3本目 WS「アナザヘヴン ~Memory of those days~」
はい、また出ましたワンダースワンのゲーム(笑)
しかもTERRORシリーズと同じノベルタイプのゲームです(笑)
僕はTERRORSシリーズに出会うまでノベルゲームはやったことがありませんでしたし、ADVゲームも好きじゃなかったんですが、すっかりハマってこちらを試しに購入したんです。
皆さんはドラマや映画であった「アナザヘヴン」という作品を知っていますか?
もともとは飯田譲治と梓河人による ホラー小説なんですが、僕はそちら未読でして。
映画は見ました。あらすじとしてはこんな感じ。
二人の刑事が正体不明の犯人を追うスリラー作品。「SFホラー」というジャンルで人気を博した。
殺害した被害者の脳を料理し、食べるという猟奇殺人が起こる。ベテラン刑事・飛鷹健一郎とその部下・早瀬学は犯人を追うが、それをあざ笑うかのように次々と犯行は繰り返されていく。
ある被害者が書いた犯人の似顔絵を元についに犯人を逮捕するが、その犯人の頭内には脳などなにも入っていない状態だった。事件は解決したと思った矢先、また同じ手口の殺人事件が発生し、早瀬は「犯人は人間ではないのではないか」という疑問を抱き始める。
Wikipediaより引用
オチ言っちゃうと、アメーバ状の宇宙からやってきた生命体が人間に寄生して猟奇殺人を行うって感じの話だったんですが、ゲーム版はこれと違います。
ドラマも映画も当時は見たことなかったんですよね。映画見たのとか去年ですし()
Wonderswan Color - Another Heaven - Memory of those Days .flv
こちらはゲームの導入部分なんですが、TERRORSとは違って画面全体がテキスト表示領域となっていて、背景部分にキャラクターのシルエットが表示される形。
その分、文字が大きくて読みやすく挿絵感覚で風景や人物が挿入されるのがオシャレ。
アナザヘヴンのWSで出たゲーム怖くてクリア出来んかったなぁ。パイロマニアって犯人のあだ名くっそかっこよくない??
— すぎたけ (@sugibooy) September 9, 2016
ゲームのシナリオはオリジナルで「パイロマニア」と呼ばれる放火殺人犯に怯える街が舞台。
しかもなんと大本のアナザヘヴンと同時系列で、「マッドクック」と呼ばれる脳みそを食べる猟奇殺人犯が街を騒がせている。
ゲーム内でドラマ・映画の主人公や「マッドクック」と遭遇することもあり、両方見てると憎い演出です。
そしてこのゲームは、僕が人生で一番プレイしたゲームです。
ws版アナザヘヴンも完全攻略できそうにないよなあ、、、分岐と条件が多すぎる、、、
— 黒野良@江田島砲雷B-17 酒っと0次会-07 (@96noraBeat) July 18, 2016
こんな声が上がるくらいに難しいゲームなんですが、何度も何度もクリアして、全てのルート分岐、ED制覇しました。
何度も泣いたし、感動して、胸が踊った作品です。
何なら今もAndroidスマホにWSエミュレータ入ってて、このソフトだけ入れています。
それだけ僕に影響を与えているタイトルですし、今僕が友人と作っているゲームはTERROSとこのアナザヘヴンに影響されて作っています。
※正確に言うと今やってるのはトライで次に一人で作ろうと思ってるのがアナザヘヴンにモロ影響されたシナリオのゲームを作りたいと考えている(笑)
WSのラストアライブとかアナザヘヴンとかかなりシナリオ良いできだったのにハードがアレなのでアレなかんじだった…でもWS自体は大好きなんだ…本体4台くらい持ってるし
— 広島オタクマップ/saki (@otakumap) December 6, 2015
こうやってる調べてるうちにも、またプレイしたいと思える、そんな名作です。
気になる方は是非!
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平成のゲーム4本目 DC「超鋼戦紀 キカイオー」
はい!いきなり格ゲーです!(笑)
しかもロボット格闘ゲーム!バーチャロンみたいな奴じゃないですがw
このオープニング見たら分かると思います。
このゲームが何を狙ってるか…w
魔法少女、勇者ロボ、ウルトラマンやガンダム、マクロス等などの有名作品へのパクリオマージュに溢れた作品。
企画、メカニックデザインは「マクロス」でお馴染み河森正治・宮武一貴のお二方が参加!
つまりこれが…本気でふざけた
著作権関係無しのスーパーロボット大戦格ゲー版だ!
ガンダムやマクロスが好きな僕は、当時めちゃくちゃキカイオーにハマって、DCのコントローラーが手垢まみれになるまでやってました(手汗がひどいの僕)。
格ゲーはストリートファイターやKOFくらいしかやったことなかった僕でもやりやすい作りで、さすがCAPCOMさんですね。
いつかアーカイブに来る日が来ないかと待ち望んでいます。
いや、リメイクしてくれ!
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平成のゲーム5本目 WS「約束の地リヴィエラ」
はい、5本目もワンダースワンです(笑)
しかしながら、これは納得される人もいるのではないでしょうか。
知っていますか?
「約束の地リヴィエラ」というSTINGを一躍有名にしたタイトルを。
ワンダースワンカラーでリリースされるやいなや、その圧倒的なグラフィックと斬新かつ面白みのあるゲームシステム、王道な物語に魅力あふれるヒロイン達。
マイナーゲーム機で発売されながらもその後、GBA・PSPへと次々に移植されたワンダースワンの歴史に残る名作RPGです。
個人的にはWSのオリジナルRPG「ヴァイツブレイド」と最後まで悩みましたが、現在もプレイ出来るリヴィエラを今回は選出…!(ヴァイツブレイドもメチャクチャ面白いからね!)
実はPSP版リヴィエラも持っているのですが、WS版リヴィエラをオススメする理由として、やはりWSであのグラフィックを出したのも凄いんですが、実はGBA・PSPとWS版ではキャラクターデザインが異なっているんですね。
僕はWS版のキャラデザが一番好きなのです。なのでPSP版は途中で投げました←
Yakusoku no Chi Riviera [約束の地リヴィエラ] Game Sample - WonderSwan Color
WSC(ワンダースワンカラー)でこのグラフィック。
凄すぎません…?GBCに毛が映えた程度のグラフィック性能だったWSCがこんな映像描写出来るなんて衝撃だったし、UIのデザインセンスの秀逸さも当時の他のゲームと比較すると本当に神がかっていました。
武器も相手も全て使用回数が決まっており、どんなに強い武器も利用できる回数を考えると、雑魚相手に贅沢なプレイが出来ないシビアなシステムが常に緊張感を与えてくれるし、フィールドの移動はアドベンチャー的な選択式で無駄なレベル上げも最低限になるよう作られていてテンポが良い最高のゲームデザインだと感じています。
PSP版はこちら。
テキストのフォントだったりキャラデザだったりが、ちょっと個性薄れてしまったなぁと感じますね…。
万人受けはするのかもしれませんが、個人的にはやはりWS版に軍配が上がります。
しかしゲーム性の高さは変わらず、WSC時代から素晴らしかったBGMや必殺技エフェクトはパワーアップし、魅力的なモンスターデザインもより見やすくなっています。
PSP版は今もメルカリ等で入手は容易だと思いますので、気になるからは是非プレイしていただきたいです!
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最後に
ガラにもなくゲームについて語っちゃいましたね(笑)
ゲーム業界で働きながらも、あまり僕がゲーム記事を書かない理由がお察しついたでしょうか…。
そうです!ニッチ過ぎて理解してもらえないのです!
PCエンジンのRPGのガリバーボーイ語っても、分かる人いないだろうし()
今のゲームをあんまり楽しめないのは、僕自身が「楽しもうとする姿勢」を持たないから、そういうことにエネルギーを割けなくなっているので、仕方ないのですが、過去の作品に関してはもっと語りたいですね。
メジャーどころから、少しずつ語れたらなって思いました(笑)
ではでは皆、令和で会おうぜ!!
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